
幼い頃、我が家は貧乏のどん底だった―
両親が入院し、電気もガスも、そして水道までも止められた。
僕は祖母に育てられ、4人の弟と妹の面倒をみながら学校へ行った。
高校を卒業し、大手の書店で働きながら勉強もした。
正直言って、19歳の青春はきついことの連続だった。
そして、「この一年間で、人生を変えよう!」そう思い、新聞奨学生をしようと心に決めた。
ところが、近所の新聞屋の親父さんが「給料割増で出してやるよ。うちで時間調整してやるから、ここで頑張りな」と言って雇ってくれた。
台風の時も大雪の時も毎日、毎日、団地の階段を朝夕3時間走り続けた。
「この道をかけ抜けたら、きっと新しい自分がそこにいる」
―そう信じていたから。

大学に合格し、それまでに貯めたお金で、入学金・半期の授業料を支払った。
そうしたら、手持ちは5万円しか残らなかった。
しかし、また次のどん底から、仕送り無しで卒業を果たした自分が今ここにいる。
「自分を変えたきゃ、まずは己を知れ。
今何が出来るのかみつめてみよう。そして、決まったら即行動!」
大学合格への道も、そうした分析力と直感力、そして弛まぬ努力で切り開けると信じている。
さあ、今度は君が出陣だ。
鳥光 宏

語源や学習場の注意点を簡潔かつ的確に解説。
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