東南アジアの国には医療と教育が行き届いていない地域がまだまだたくさんある。
数年前に訪れたカンボジアで私は『日本語』と書かれたTシャツを来た何人かの若者に出会った。話を聞くと、早朝5時から小学校でボランティアの先生に日本語を教えてもらっているグループのTシャツなのだそうだ。
私は、その中の一人のカンボジア人の青年に「日本人、学校造ってくれてありがとう。でも、本当は私たち、先生作ってほしい。」と、真剣なまなざしで言われてしまった。私は、唐突に言われたその言葉に、どう返答したらよいのかが分からなかった。しかし、彼は日本語を勉強し、日本の会社で働きたいとニコニコしながら語ってくれた。
あのカンボジアでの出会いは、私の心の中に眠っていた「東南アジア・アフリカの僻地で活躍をしたい!」という原点を思い起こさせたのだと思う。そして、タイ・ベトナム・フィリピン・ミャンマーと、私の旅が始まった。
現在、「東南アジアに医学と教育の殿堂となる学校を作りたい」、そんな思いを叶えるために活動を開始している。
写真はミャンマーで出会った子供たちと